DENTAL MAGAZINE デンタルマガジン

Field Report
独自に「指導マニュアル」を作成し質の高いセルフケア実践をサポート
東京都練馬区 医療法人社団 庸明会 つきおか歯科医院 理事長 月岡 庸之/歯科衛生士 久保 楓/歯科衛生士 小沼 幸奈

超親水性の再獲得/コンディショニング処理/フィブリンネットワーク

■目 次

東京都練馬区 医療法人社団 庸明会 つきおか歯科医院

  • [写真] 理事長 月岡 庸之
    理事長
    月岡 庸之
  • [写真] 歯科衛生士 久保 楓
    歯科衛生士
    久保 楓
  • [写真] 歯科衛生士 小沼 幸奈
    歯科衛生士
    小沼 幸奈

<久保楓 歯科衛生士>
使用後の爽快感が気に入り、今では自身のセルフケアの際に手放せなくなったソニッケアーですが、初めて使用したときにはくすぐったい感覚が「自分には合わないかも」と感じました。しかし、さまざまな評判を聞いていたこともあり、パワーを通常よりも弱くして、だんだん慣れて、今では問題なく使用しています。
ソニッケアーをお使いの患者さんに使用感をお訊ねすると、皆さん「気持ちいい」という感想を述べられます。実際にそうした患者さんの口腔内を観察すると、導入前に比べて補綴物のマージン部へのアプローチが上手になっているなど、明らかに清掃性が上がっていることがわかります。
その他、ソニッケアーのメリットとしては時間短縮が挙げられるでしょう。手磨きですべての歯を丁寧に磨くにはそれなりの時間を要するものです。しかし、通常のブラッシングモードであるクリーンモードでは、2分間の使用で歯の汚れがしっかり落とせていると実感します。
ソニッケアーを導入される患者さんはもともと意識の高い方が多く、セルフケアにも時間をかける傾向があります。そのため、時間短縮に繋がることは患者さんへの大きな訴求につながると感じます。ソニッケアーは年齢を問わずどなたにでもお薦めできる製品ですが、日々忙しい現役世代の患者さんには時間短縮の点で、特に喜ばれるのではないでしょうか。

  • [写真] 歯列不正の歯頸部
    図1 歯列不正の歯頸部、隣接面にブラシを当てている様子。
  • [写真] 適正にソニッケアーを当てる
    図2 適正にソニッケアーを当てたことでプラークが除去できている。 
  • [写真] 複雑な歯列の舌側面
    図3 複雑な歯列の舌側面はブラシを縦に挿入し、プラーク除去。
  • [写真] ホワイトプラスコンパクト
    図4 ホワイトプラスコンパクトはヘッドが小さいので、叢生部位にも当てやすい。
  • [写真] 矯正中の小児
    図5 矯正中の小児の患者さんでも簡単に操作し、プラーク除去ができている。 
  • [写真] ブラケット周囲にもうまくフィットする
    図6 ブラケット周囲にもうまくフィットするため、プラークが除去しやすい。
  • [写真] インプラントの上部構造
    図7 インプラントの上部構造でもマージン部までアプローチしやすい。
  • [写真] ブラッシングが難しい左上3番、4番
    図8 ブラッシングが難しい左上3番、4番のカーブにも適正にブラシを当てることできる。

[写真] 東京都練馬区 医療法人社団 庸明会 つきおか歯科医院<小沼幸奈 歯科衛生士>
当院では診療の質の向上や均一化のために、さまざまな作業をマニュアル化しています。それはソニッケアーの指導方法についても同様で、持ち方やブラシの当て方、患者さんへの指導方法などについて、キャリアの有無にかかわらずスタッフ全員が同じ説明を行うためのマニュアルを作成しています。
ソニッケアーは歯列に沿ってブラシを軽く当てるだけでキレイに磨けるので、まずは当て方をマスターすることが大切です。マニュアルでは歯と歯肉の境目は45度の角度で当てることなど、いくつかのポイントをまとめています。また、実際の患者さんに対する指導では、複数回にわたって染め出しを行いながら、磨き方を覚えていただくようにしています。
実は、私自身が嘔吐反射を起こしやすい体質のため、電動歯ブラシにはもともと抵抗感がありました。しかし、ブラシヘッドをコンパクトサイズにし、パワーを最弱にして、まずは前歯だけを磨くようにしました。その後は少しずつ磨く本数を増やしていった結果、今では問題なく磨けるようになりました。
高齢になったときに「歯をもっと大切にしておけば」と後悔する方と多く接します。最期まで自分の歯で食事ができることは本当に幸せなことだと思います。
ソニッケアーは歯垢除去力が高いだけでなく、使うことで口腔に対する意識も高まるように感じます。患者さんにはいつまでも健康な口腔状態を保っていただけるよう、そして、そのために質の高いセルフケアを実践していただけるよう、関心をお持ちの方には今後も積極的にお薦めしたいと思っています。

予防歯科を成功に導くために

<月岡庸之 理事長>
ブラッシングが苦手な方に、「ちゃんと磨いてください」と伝えても、上手に磨けるようにはなりません。患者さんの生活習慣や唾液の状態、ブラッシングの癖などを把握したうえで、どういったツールを使ってどこをどんなふうに磨くのか、そこまで提案する必要があります。その点では替ブラシを患者さんの症状に合わせたテーラーメイド方式で販売するソニッケアーは理にかなっていると感じます。
多くの患者さんは歯周組織検査などの何年も前のデータと現在のデータとを見比べて、ようやくセルフケアの大切さに気づきます。予防歯科を実践するにはそれほど多くの時間を費やすものです。だからこそ、歯科医師と歯科衛生士が連携しながら継続的にメインテナンスを行っていくことが大切ではないかと思っています。

    • [写真] 「つきおか歯科医院」オリジナルのソニッケアー指導マニュアル
    • [写真] 「つきおか歯科医院」オリジナルのソニッケアー指導マニュアル
    図9 「つきおか歯科医院」オリジナルのソニッケアー指導マニュアル

デンタルマガジン 177号 SUMMER