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DENTAL MAGAZINE デンタルマガジン

アシスタントのためのイメージアップ講座

第10回(117号)
一年後の貴方はどうなっていますか?
株式会社ロングアイランド 接遇マナーインストラクター 伊藤 純子
ASSISTANT ASSISTANT

一年後の貴方はどうなっていますか?

株式会社ロングアイランド 接遇マナーインストラクター伊藤 純子

また新しい年がやってきました。
このデンタルマガジンの原稿は一年に3回書かせて頂いているのですが、あっという間にもう一年?と驚いています。昨年は「プラスαの一言が印象に残る」、「期待の新人」、「プロ意識」について書かせて頂きました。
日々、仕事や日常生活の中での人とのかかわりの中で気づいたこと、考えさせられたことを題材にしています。些細なことですが、うれしかったこと、驚いたこと、ショックだったこと、ホッとしたことをその場で流さず頭の中で膨らませ文章にしてみたり、研修の中で話材として使っています。さて今度は何を書こうかと頭を抱えます。今までの原稿を見返してマンネリ化しないようにとさらに悩みます。毎年テーマがあり、それを3回書いていくことはそんなに難しくはないのですが、テーマがないと何を書いてよいのか迷ってしまいます。まずはテーマを絞らなければ…と真っ白な原稿用紙に向かいました。
さて、それにしても一年はあっという間に過ぎますね。仕事をし始めてからは特にそう思います。しかし、日々何も考えずにばたばたと過ぎるとふと不安になることがあります。「この一年私は何をしていたのだろう」「何か得るものがあったのだろうか」「去年より成長したのだろうか」と。
新人のころは覚えることや新しいことばかりで夢中に過ぎ、日々成長していたと思うのですが、だんだん慣れてくると、同じことの繰り返しになりがちです。しかし、それでは成長がないどころか、いつの間にかマンネリにもなりかねないのです。
歯科スタッフの研修をさせて頂いていていつも感じるのですが、新人の方は知らないことばかりで覚えることに必死です。だから比較的成長が見えやすいのです。しかし10年のベテランスタッフだからといって10年分の成長をしているかどうかというと、それは人によって違います。勤務年数が3年の方でもリーダーを任せられるぐらい意欲的に臨んでいる方もいれば、時には10数年の仕事経験をお持ちの方でも2~3年の経験の方とそんなに変わらない方もいらっしゃいます。それどころか、ご自分のやり方が固まっていてドクターの意見さえ聞こうとしない方も中にはいらっしゃるようです。
しかし、幸いなことにそんな方も研修に参加され、他の医院の方々が意欲的に取り組んでいる姿をみて、ふと初心を取り戻し、再び前向きに取り組もうと決意する方もいらっしゃいます。
仕事における成長に年齢や経験はないと感じます。大切なことは自分の目標を持つこと、その目標を実現させるために、さらに具体的な手の届きやすい目標をたて、何から取り組んでいけばよいか計画を立てることです。あとはそれを意識しながら一つ一つ克服していくのです。
もし貴方がまだ目標が定まっていないとしたら…。それでも大丈夫です。大きな目標は定まっていなくとも短い期間での目標を立てればよいのです。
「いついつまでに○○の作業を任せられるようになりたい」「そのためには□□ができるようにする」というように目の前の目標を立てればよいのです。そしてそれが達成したら「次は△△ができるようになる」と階段を上るように目標を積み重ねていくのです。
何の目標や計画を持たなければ、たとえ吸収力のある若い方でも成長はありえません。あるとしてもそれは単に慣れたというだけでしょう。
ではどのように目標を作っていけばよいのでしょうか。目標とはノルマとは違います。人に強制されるものでもなく、自分がつくるものです。
昨年、書かせて頂いたように、言われたことしかしない指示待ち人間は目標がありません。だから言われたことしかできないのです。まず、一つ一つの仕事、作業には意味があります。なぜそうするのか、なぜこのタイミングなのか、なぜそうしたほうが良いのか…、常に考えることが大切です。
そうすれば言われなくともできるようになるでしょうし、さらに応用や工夫もできるようになり、「もっとこうしたい、できるようになりたい」という願望も出てくるのではないでしょうか。
その思いを目標にすればよいのです。モチベーション(動機)が自分を成長させてくれます。つまり、自分がなりたい自分を具体的に描くことが成長の鍵だと思います。
以前、セミナーに参加されたスタッフで、何気なく受付の仕事に就いたが、仕事を通じて衛生士の仕事に魅力を感じ、学校に通い始めた方がいらっしゃいました。また知り合いに接客業をしていて医療関係の方々と携わっているうちに医療に興味を持ち、途中から大学に行きドクターになり、今は開業している方もいます。
まだ目標が見つかっていない方も仕事をひとつひとつ考えて取り組んでいると自分のなりたいもの、向いていることが見えてくると思うのです。
まずは今の仕事を満足にできるよう全力を尽くしましょう。受付、助手、衛生士、歯科技工士、カウンセラー、ドクターetc.歯科業界の中だけでも幅広い可能性のある仕事です。
さらに他の業界もと考えるといくらでも目標を広げて持つことができます。「自分の仕事はこれだけ!」と枠を決めず、貪欲にチャレンジしましょう。
新しい年を迎える今だからこそ、しっかりと目標を設定して取り掛かりましょう。そうすることで一年後のあなたはきっと成長しているはずです。
さて、今年は何を目指そうか…。

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